今日は「肋間神経痛」について

 2月終盤のあの暖かさは何だったのか? 3月に入り厳しい寒さの日が続きます。今日は、少し晴れ間も出ましたがやっぱり寒い一日となり、家の外に出るのも嫌な感じでしたね。

 そんな中でも勿論私たちは誇りをもって仕事を行っております^^。昨日は私どもの特技と言いますか「坐骨神経痛」に関したことを書かせていただきました。本日一番の患者さんは「肋間神経痛」の患者さんでした。同じ「神経痛」の患者さんですが、痛む部位が全く違います。でも、理論的には基本的に同じですので、こちらの患者さんも同じように良くなっていきます^^。

 ただ、肋骨周りは少し他の部位と違う点があります。それは胸部は胸郭(きょうかく)と言う特殊な造りとなっており、これが正しく左右対称になっているのですが、右側に問題があっても左側が痛かったり、左側に問題があっても右側に違和感を感じると言った事が多々あるものです。これを「回廊痛」(かいろうつう)と言います。神経痛の場合だけでなく、肋骨骨折の場合でも同じような事が起きる場合があります。これは気を付けなければなりません。肋骨の骨折は珍しいものではなく意外と簡単に起きるものです。折れているのとは真逆の方に湿布を貼って来院されると言う事は良くある事なんですよ。

 「回廊痛」の話はさておき、そのような事もある「肋間神経痛」の施術ですが、手慣れて来ますとそれ程難しいものではありません。「治らない!」と言われて久しい「神経痛」の一種ですが、大体の症例は数回でかなり良くなると思いますよ。

 「筋肉痛」と言うものがありますが「筋肉痛」は筋肉を緩める事が出来れば改善が可能です。同様に「神経痛」の場合も神経を緩める事が出来れば改善が可能です。只どうしても通常の施術では硬化した神経を軟化させる事が出来ない為、「神経痛」は治らない! と言われる先生が大変多くなる訳なんですが、実際の所は異なります。治せる先生も一定数はいますよ。