就寝中でも、固定は外さないで下さい

 スポーツをする時だけでなく、足首の捻挫や、肉離れの固定に必要不可欠となっているものが「テーピング」です。この「テーピング」ですが、大変便利ではありますが、一日中張っていますと取り外したくなるのは人情と言うものです。特に、寝ている時(就寝中)は外したくもなります。私は長い事、寝ている時の「テーピング」は不要ではないか?と考えておりました。患者さんの「就寝中もテーピングは必要ですか?」との問いに、「寝ている時は良いんじゃないかな。」と、回答したことも多々あったと思います。ただ、私のこの答えは全くの誤りでした。

 生理学的にも私のこの考えは間違っています。確かに就寝中は基本的に力が入る事は稀ですし、体重が乗る事もありません。体がリラックスしている時に何で「テーピング」が必要なのか?言われてみれば必要ない感じもします。しかし、このことは理論だけではなく、実践的にも体が治る(回復する)のはどうやら夜間で間違いないようです。

 私ども中山接骨院スタッフは、身体が回復するのは夜間であるという認識で治療を進めております。ですので、就寝中の固定(テーピング含む)は絶対にやって下さいと強くお薦めしています。そして同様に来院される患者さん方も納得されます。固定には安静だけでは足りない要素が多く存在します。早く良くしたい方は固定は出来れば丸一日やっていただきたいものです。明らかに早い回復をお約束いたします。