四十肩や五十肩など、肩周りの痛みを訴えて来院される患者さんは多いものです。そして、その殆どが女性だったりします。男性の方は少ないですよ。と、今までは書いていたのですが、近頃は男の方も「肩が痛いんですけど。」「⛳ゴルフのスイングの時にかなり痛いんですよね。」と言った方が、本当に多く来院されるようになっています。
私としましては、この道に入り40余年この疾病は女性が圧倒的に多いと言うのが、私の思う所(偏見)だったのですが、これからは考えを正さなければなりません。(ps 実際の処 文献では男女差による比率は違う事は無いようです。)
女性の場合は、お料理をする時や、洗濯ものを干す時の痛みを訴えてお見えになる患者さんが多いですが、男性ではやっぱり「⛳ゴルフが出来ないんだけど….。」とお困りになり、来院される方が多い感じがしますね。(ゴルフ人口ってやっぱり多い気がします。)この様な症状の方は大抵 四十肩です。(五十肩は症状がより重症となりますので、何もできない状態となります。)この場合、関節面に炎症があるタイプと、筋肉に炎症が出るタイプがありますが、その辺はこちらの方で慎重に診させていただきます。
「筋肉性」の四十肩もしっかりと治す事は、なかなか難しいものですが、「関節面」タイプだと比較にならない程高いレベルの技能が必要になります。「関節面」つまり関節の隙間を狙って施術を行わなければなりませんので、簡単な触診なら出来ると言ったレベルの術者では患部を特定する事が困難な為、症状を改善することは困難と思われます。また、「関節面」タイプでは「骨膜炎」になっている事もありますので、その辺の判断も難しいものです。
「肩」も、なかなか難しい部位ではありますが、何回か通院していただきますと良くなって行く事がハッキリと分かると思いますよ。
