4月に入り患者さんの中にも野球関係のお子さんが(小中高生)が一気に増えました。高校野球も春の大会が始まり学生野球もこれからが本番となって行きます。プロ野球や大谷さんだけではなくこちらの方も注目です。野球関係の患者さんと言いますと「野球肘」や「野球肩」が多いものです。これらの症例は患者さんとの真剣勝負となります。私の持ち合わせている能力や経験、最善と思われる機器をフルに使い治して行きます。「野球肘」や「野球肩」は意外と簡単なものから、相当に難しいものまでかなりの差があります。が全力で対応していきます。特に難治性のものを攻略した時の喜びは、筆舌に尽くしがたいものがあります。治療家冥利に尽きると言うものです。
ただ、今回は「野球系」と言いましても、「肉離れ」の患者さんが多いです。どの症例でも同じと言えば同じなんですが、暫く来ない症例がひとり来た途端、3人4人と来院されることは良くあることです。(いわゆる「あるある」と言うやつですね。)
「肉離れ」と言いますと、激しい運動をして起きるものとお考えの方が多いものですが、少し違います。もちろんそのような事でも「肉離れ」(筋肉の一部断裂)は起きますが、意外と日常の立ち上がる仕草や、動きだしの時、洗濯物を干すときで腕を挙げた際、何かの角に膝をぶつけてしまった。など、ほんの些細な事で「肉離れ」は発症します。
問題なのは「肉離れ」を見つける際、その先生が「触診」が出来るか?と言う事が付いて回ります。「肉離れ」は触診で断裂部位がはっきりと分かります。断裂部位がはっきり分かれば的確にテーピング等で固定をする事が出来る訳です。すなわち早期の治癒を期待出来ます。しかし、現在では「触診」が出来る先生はかなり少なく「絶滅危惧動物」の様な感じになって来ています。冗談はともかく「触診」が出来ない先生は「肉離れ」の治療にはかなりマイナスの面があると言っても何ら問題が無いと言えます。
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