「痛い所」探し出します

 「腰が痛いです。」「膝が痛いです。」「首が曲げられません!」患者さんによって痛みや症状の伝え方は様々です。私ども中山接骨院スタッフは先ずは患者さんに自由に話していただけるような環境を提供することを心がけております。どこが痛いのか?どうすると痛いのか? 肘や肩は正常に動くのか?このような事は医療の現場では当たり前のように感じる事ですが、当たり前のことが当たり前になっていない現状が実際のところありますね。

 特に初診の患者さんには色々と話してもらいたいものですが、最初からバンバン話す患者さんは流石に稀ですね。大抵の方は遠慮がちに話されます。例えば「腰が痛い。」と言われた場合でも、意外と腰には問題が無い場合も多いものです。私どもの院の場合「痛む場所を教えてください。」とお尋ねするものと思われます。そして、この患者さんが本当にトラブルの原因が「膝」にあると確認した場合、「膝」を探して行く事となります。

 ここまで聞いていただくと「それって当たり前じゃない?」と思われると思いますが、ここからが中山接骨院独特(?)のやり方となって行きます。ここからは6mmのスクロール用の棒のようなもので、本当の患部を探して行くのです。この辺から先は本当の意味で職人芸になります。探し出すのは指先の感覚だよりですので、人に伝える事は非常に難しいものです。その辺は私とスタッフを信じていただきたいと思います。

 この感覚は初診の方でも直ぐに分かる方もいらっしゃいますが、何回かやらせてもらって初めて分かる方もいらっしゃいますので、何とも言えませんが、ポイントが分かればその段階で70~80%は良くなると思っていただいても結構だと思います。治療の本当のポイントは、「本当に痛い(悪い)所」を見つける事なんです。