「変形性膝関節症」と言われても

 おおよそ50歳を超える頃より膝の痛みがあるとお医者さんから「変形性膝関節症」ですね。と言った診断を受けるようになります。一般的にはレントゲンによる診断ですが、近頃は最初からMRIによる診察を受ける方も多いようです。ある程度 覚悟を持って診察に行く訳ですが、実際に「変形性膝関節症」です。と言われると、ご本人様はかなりショックなようです。受診された方100%は「そうなんだ。」と思う事でしょう。

 私もそう言った「整形外科」で診断を受けた患者さんを診るケースは多くあります。最近は私どもの院にMRIやレントゲンの画像を持って来てくれる方も多くなり私やスタッフも非常に有り難いと思っております。(持っている方は是非私どもの所にもお持ちください。)しかし、画像を診せて貰う限りでは、80%以上の方の膝関節は「これって本当に変形性膝関節症の診断なの?」と思うような、かなりきれいな膝関節の映像が映っている場合が多いです。

 膝関節や脊椎は年齢と共に本当に少しづつですが、減って行く事は間違いありません。70から80歳になればそれなりには減ります。しかし、年齢と共に少しづつ減って行くのであれば、それは飽くまでも「正常」(普通の事)であり、決して「異常」(病的)と言う訳ではないのです。

 そのような形で多少の変形を伴う方は、基本的に施術を行えば痛みはなくなっていきます。勿論 施術にはかなりのコツがありそれは一朝一夕では得られないものです。膝ばかりではありませんが、特に膝はレントゲンやMRIで写る部分だけの治療だけでは決して良くなりません。関連筋を含めた全体的な施術が不可欠です。

 「変形性膝関節症」は治らないものと諦めている方が本当に多いものですが、やりようは意外とあります。私ども中山接骨院スタッフは年間かなりの数の患者さんを治しております。レントゲンやMRI画像をお持ちの方は是非ともお持ち下さい、非常に参考になりますので…。