「むち打ち症」は治ります

 毎日暑い暑いと連呼しております私ですが、今日は少し涼しく感じます。この厳しい陽気にも少しは慣れたのかな?宇都宮では今日から「宮祭り」街中は人で溢れるんでしょうね。私も田川の灯篭流しは是非観たいので少し行ってみようと思っています。

 さて、「交通事故」特に「むち打ち症」を多く扱う私ども中山接骨院スタッフですが、確かに「むち打ち症」を確実に治して行く事は簡単な事ではありません。「むち打ち症」と言っても簡単な「首の捻挫」程度のものならば私どもでなくとも、どんな院でも比較的簡単に治せるものと思います。基本的に私どもの扱う「むち打ち症」は中程度以上のものを扱う場合が多いものと思います。(もちろん軽度のものも扱いますよ。)

 「むち打ち症」はよく「治らない」とか「治りにくい」と言われますが、正にその通りなんです。程度の軽いものでしたら心得(常識)のある先生なら誰でも簡単に治してくれるものと思います。問題なのは上記の様な中程度以上の患者さんで、このレベルになって来ると、途端に治療する先生の度量が問われる事となります。

 基本的に、このレベルになりますと通常の施術を行っていても良くなりません。特に受傷してひと月を超えて来ても症状にあまり変化のない場合は、他の院との併診をお勧めします。これはあまり知られていない事ではありますが、「むち打ち症」は首の捻挫です。捻挫と言うものは基本的に2週間もあれば治るもので、一か月を超えて来ますとそれは捻挫そのものの症状と言うより既に後遺症と言った段階に移っています。ここからは専門的な話となりますが、捻挫の後遺症は実は何種類もあります。先ずは、どの後遺症に移行したかをチェックしなくてはいけません。チェックをしたらその症状が治せるかどうか確認しなくてはいけません。中には一般的な機器では治せない後遺症の種類もありますので、この辺は専門の先生に任せるのが一番ですが、治療家の先生が一様に「むち打ち症」が得意かと言うとそうでもないのが事実です。出来るだけ情報を収集し「むち打ち症」が得意な先生の元で施術を受けてください。「むち打ち症」の治療を受ける事と、「治す」事では全く違うと言う事を知っておいて欲しいと思います。治療が出来る先生は数多いらっしゃいますが、しっかりと治せる先生は限られます。