言うまでもない事かも知れませんが、今日も暑かったですね^^。今日は午前中お休みをいただき済生会宇都宮病院で「くも膜下出血」の再診に行って来ました。執刀してくれた先生もお元気そうで何よりでした。お陰様で命拾いをしただけでなく、全く後遺症のようなものもありませんでしたので、今まで通りの生活が出来ているのは偏にこの先生のお陰なんです。全くもって有り難いものです。
そんな訳で今日は午後のみの診療となりましたが、意外と忙しかったですね。暑さの中 来院される皆様の期待に応えるべく今日も頑張っております。最近は「上腕骨近位骨端線離開」(この後は単に「骨端線離開」と記します。)の患者さんが多く来院されています。一般的には「野球肩」と呼ばれる症例の正式名称です。野球をやっていても聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくない症例です。
整形外科などで診断を受けますと2か月程度はノースロー(投球禁止)とされてしまうと思います。一般的にはこれと言った治療法がありませんので、軽いマッサージと湿布程度のものになると思います。これで良くなればいいのですが基本的には休ませただけではなかなか良くなりません。2か月後にまた診察を受けに行き、また2か月「ノースロー」と言われてしまう事が多いかな?練習したいのに練習できないジレンマが継続します。
この「骨端線離開」と言うもの、「離開」と言う文字が入ってはいますが基本的には骨頭部の「骨端線」(成長線)の炎症です。レントゲン等で骨端線のずれを確認出来るものは少ないものです。(昔は多かったのですが今は痛いと直ぐに来院てくれるのでそこまで悪化している人は少ないと言う事。)つまりは「骨端線」上の炎症を取ってあげる事が出来ればいい訳ですので、当院ではそのようにしています。
休ませる事で炎症を抑え痛みが無くなって行く事に期待するより、積極的に施術を行い炎症を取って行く方が能動的で効率が良く結果的にかなり早く治癒する事が出来ます。ただ、その為には専用とは言いませんが少しだけ特殊な機器と術者の技術と経験が絶対的に必要になりますが、結果は火を見るより明らかとなります。