女性に多い「腱鞘炎」

 手首における「腱鞘炎」は年齢に関係なく女性の方に圧倒的に多いものです。男性でもあると言えばありますが、女性と比べてしまうと「無い!」と言ってもいいくらいで、私も暫く男性の「腱鞘炎」は診ていません。(PS 自称腱鞘炎と言われて来院される方は、そこそこいらっしゃいます。)

 女性が多い理由の一つが、女性と男性の筋肉量の差と言われています。同じ仕事や作業をしたとしても、筋肉量の少ない女性の方が男性より負担が大きいと言う事は誰にでも理解できることと思われます。主に親指に関連した筋肉群の酷使(オーバーユース)によるもので、先ずはこちらの処置をしないと手首の状態は一向に良くなることはありません。ネットでは(専門家もそうですが)「腱鞘炎」は「腱」と「鞘」が擦れ合う事で炎症が起きるものと書いている場合が多いと思いますが、痛い部分を治療してもなかなか良くなってくれないのは、原因が痛む部分に起因するものでは無い事を如実に訴えかけています。

 私ども中山接骨院スタッフは、もちろん患部の施術も行いますが、主に前腕部(肘より先の部分)の筋肉を緩める事に注力します。2~3回施術させていただければ痛みはかなり軽減される事が当院では一般的です。そして、その施術に加え簡単な「テーピング」を行います。これが、施術の効果を倍増してくれるので、患者さんには大抵張らせて貰います。当院使用のテープは、市販品としては最高のもので、基本的に痒くなる事もなく、貼ったままお風呂に入る事も可能です。意外と簡単に良くなると思いますよ。