今更言う事ではないのかも知れませんが、腰の痛みの原因は様々です。一般的には「腰痛」と一括りにされがちですが意外と多くの傷病名があります。「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」などは聞いた事があると思いますが、その他にも数多くの腰痛症が存在します。
昔は「腰痛」と言いますと、筋肉性(主に脊柱起立筋)のものが一般的で、この様なものでしたら それ程深く考えなくともしっかりとマッサージなどを施術として行う事が出来れば、何とかなるものと言った かなり安易な考えがまかり通っていました。
ところが、ここ10年と言いますか、もっと前からですかね? この一般的な筋肉性の「腰痛」が激減している感じがします。(当院比) 最近よく来院される患者さんの「腰痛」は筋肉と言うより、骨盤を構成する 腸骨や仙骨あたりの痛みを訴えて来院される患者さんが圧倒的に多くなりました。または、「お尻」のあたりの痛みを訴える方が多いです。お尻には「梨状筋」(りじょうきん)と言う筋肉があるのです。実際に、この筋肉が痛い場合もありますが、この様な場合は「坐骨神経痛」を疑うと言った診断が下るケースが圧倒的に多いものです。
これらのケースでは「腰痛」と言うよりも「お尻に近い部分の痛み」と言った感じが強いですね。「腰のあたりが痛くて…..。」と来院される患者さんでも、上記のようなケースの方が多いです。患者さんにお聞きしますと「お尻が痛いと言うと恥ずかしいので….。」と言われる方もいらっしゃいますね。そして、このような症状の方は女性の方が多いような感じがします。ですが、当院では、経験豊富な女性スタッフも居りますので、様々な形でサポート出来ると思います。