なかなか手強い「🎾テニス肘」

 🎾「テニス肘」と一般的に呼ばれる症例があります。正式な名前は「上腕骨外側上顆炎」と言います。最近の整形外科の先生は「テニス肘」としか言わない先生も多いと聞きます。「私🎾テニスしないんですが…。」と、笑い話のような応対もあると言った話も聞きますね。

 実は、この「テニス肘」テニスをしない人にも発症します。私どもの院でも実際はテニスをしていない患者さんの方が圧倒的に多いんです。そしてこの症例の殆どは女性です。データ上も女性に頻発すると書かれています。

 整形外科学会のHPやネット上では前腕部の伸筋群(三本あります)が、肘の外側に付着しているのですが、ここの付着部(腱)の部分に断裂が発生している事が一番の原因と書かれている場合が多いようです。専門家の意見としてはこの答えが多数派と思われますが、私は少し違っています。私は腱(けん)も施術しますが、筋肉本体の方に根本的な原因があるように感じています。私も毎日何人か「テニス肘」を施術しておりますが、関連筋である前腕伸筋群を柔らかくすることはそれ程難しい事ではありません。でもその中に一本「ピアノ線」のような細いピンと張った筋が残ります。これを取り除く事が、なかなかに困難なんです。

 中には意外と簡単に取れてしまう場合も少なくないのですが、「随分良くなったのですが、まだ少しありますね。」と言われてしまう事もあります。このような場合は、同じ施術を続けても長引くだけですので、治療法を少し変更する事にします。少しだけ「神経系」を使うのですが、こうすると上手く行く場合が多いですね。

 この「テニス肘」のように、なかなか良くならない症例と言うものは数多く存在しますが、その様なものは同じ様な症例でも、異なるトラブルが幾つか含まれている場合が多く、治療を行っても症状に変化のない場合は、臨機応変に治療法を変えていく必要がありますので、経験値と言うものが生きてくる場面となります。つまり、腕の見せどころと言った所です。

 でも、確かに🎾テニス肘はなかなか手強い症例だと私も思いますね。一人ひとり微妙に症状が異なりますから。