基本的に「テニス肘」は良くなります。

 今朝今年初めてウグイスの声を聴きました。一度きりでしたが、はっきりと聴こえました。私の住みます宇都宮市では桜の花は、まだ先と思いますが、目より先に耳に春を感じる早春の朝でした。

 昨日も「野球肘」の事を書きましたが、スポーツをやっていて肘を痛めるのは野球だけに限った事ではありません。意外と多いのが「ゴルフ肘」これは知らない方も多いと思いますが、当院でも年間結構な数をこなします。そして、やっぱり多いのが「テニス肘」ですね。私どもの院では野球系のお子さんがどうしても多いのでより多く「野球肘」を施術する機会が多い訳ですが、「テニス肘」も年間かなり診ますね。

 絶対とは言えませんが、基本的には「野球肘」は肘の内側に出ます。そして、「ゴルフ肘」「テニス肘」は基本的に肘の外側に症状が出る場合が多いです。(あくまで一般論ですけど。)「野球肘」の場合発症しますと、誰が見ても球威が無くなり、フォームもかなり崩れますので、発見は早いかも知れません。ただ、しっかり治せる先生がいるのか?となりますと話は別となりますが….。

 「テニス肘」の場合は、痛くても何とかプレー出来てしまう場合が多いので慢性化するケースがどうしても多いですね。「テニス肘」の本当の傷病名は「外側上顆炎」と言いますが、これはテニスをしなくとも起きるトラブルです。特に女性に多く発症する事が言われています。

 「テニス肘」は「野球肘」や「ゴルフ肘」と同様にスポーツ障害と言うジャンルの疾病になります。簡単に言いますと使い過ぎと言う事です。関連した筋肉の疲労&張りが初期症状です。ですからこの時期に手当てを施せば簡単に良くなるものです。でも、大抵の方(私もそうですが)は、多少の痛みはそのうち良くなるだろう、と思われがちですのでこれが慢性化の第一歩となります。

 私が「テニス肘」を見る場合案の定、慢性化したものを診る事となります。慢性化した「テニス肘」は関連した筋肉も既に通常の状態とは異なっておりますので、治るまでには少しばかりお時間を戴く事となります。ただ、通院していただけるのならばプレーは継続することは可能です。多くの場合医師等に「暫くプレーはしないで下さい。」と言われる場合が多いと思いますが、通院しながらプレーをしていただいても良くなっていくのははっきりと分かると思いますよ。「野球肘」以上に「テニス肘」でお困りの方は多いようですね。大抵の場合プレーしながらでも「テニス肘」は治りますので、是非 治療はお受け下さい。何処に行っても良くならない場合は、私どもが何とかします。