昨日は月曜日だったため新規の患者さんが多かったですね。その中で近所の高校で⚾野球部に所属するお子さんが来院されました。中学の時はシニアリーグに所属し真剣に⚾野球に取り組んでいるお子さんですが、当時からよく来てくれていました。「今日は何処が痛いの?」と尋ねると、「とにかく腰が痛くなっちゃって困ってます。」「昨日(日曜日)のTバッティングをやり過ぎた感じがします。寒くなってからバットを振りっぱなしなんです。」との事でした。
実はこのような⚾野球で腰が痛くなるお子さんは、冬場には良くあるケースなんです。野球部によりますが、冬季は以前ランニングや筋トレしかしないチームが多かったんですが、最近は積極的にバッティング練習をやるチームも増えているようです。ただ、どうしても必要とは言え、過度の振り過ぎは腰にはかなりの負担となり、かなり強い腰痛を誘発してしまう事もあります。
今回このお子さんは、かなり痛かったとは言えオーソドックスな「筋肉性の腰痛」で済みましたので、来院された時はかなり辛そうでしたが、施術後、硬式用のバットを渡し、駐車場で振って貰うと「痛くない!」との嬉しい返答がありました。昨日の施術はそれまでとしましたが、このお子さんは「筋肉性(起立筋)」のものでしたので、回復も早かったのですが、更に無理をしますと、「腸骨骨膜炎」を発症する場合も少なくありませんので、お気を付けください。
PS 「腸骨骨膜炎」はかなり施術難易度の高い症例ですが、何とか良くすることが出来ると思います。ただし、通常の「筋肉性腰痛」より少し時間が掛かると言う事はお許しいただきたいと思います。
