デッドボールでは「肉離れ」を疑いましょう

 私ども中山接骨院では硬式野球をやっているお子さんの来院が非常に多いです。最近では部活で行う軟式野球よりもクラブチームや高校野球で行われる「硬式野球」の方が盛んになって来ている事が原因なのかも知れません。私が言うまでもなく、軟式より硬式の方がボールが固かったり、球速も早いですから硬式野球の方がどうしても危険です。

 昨日も試合中にデッドボールを右肩部に当てられてしまったという高校生が来院されました。右投げのお子さんでしたので、投球の際はかなり痛むとの事でしたが、基本的に「硬式野球」の場合、しっかりとぶつけられてしまった時はその部位で「肉離れ」が起こっているものと考えて頂いて間違いありません。ただ、一般的な「肉離れ」のように筋肉が断裂するのではなく、多くの筋肉細胞が潰される事で「肉離れ」と同じようなものとなります。

 処置は普通の「肉離れ」と同様に基本的には「マイクロカレント」と「テーピング」による固定と言う事となります。早ければ2~3日でほぼ良くなるものと思います。このような処置をするケースは年間かなりあるものです。