昨日の日曜日

いつもならばテニスに出かけるはずの日曜日ですが、昨日は私の所属します会のご指名で、総合グランドUK武道館で行われた中学柔道の関東大会を掛けた大会に救護員として派遣された。今回はもう一人の先生と二名体制で臨んだ訳ですが、これがなかなか大変な今までにない激務となりました。

 まず今までになく頭部を打つ選手が多かった。ほとんどが女子でしたが、一名は私どもと柔道連盟の判断で救急車の要請と言う事となりました。鼻血や爪を剥がしたり割ったりする選手も多くいて、私どものベンチである救護所は野戦病院の如くとなってしまいました。相当持って行った衛生用品や冷却用品なども午前中には枯渇し、柔道連盟の会長さんに言わせれば「救護所は昨日の10倍の忙しさ。」(昨日は団体戦が行われていた)と言う事でした。

 そして、会長さんのお話では「今回からは新システムで大会は運営されています。」との事でしたが、結局この個人戦が終わったのは、5時30分でした。今までの救護での参加では大抵2時には終わっていたことを考えると異例の長時間だったと言う事となります。ボランティア活動とは言え会からの派遣ですので、勿論最後までいなければなりません。問題だったのは個人的な事なのですが、夕刻6時からお世話になった先生の「お通夜」があった事なんです。この時間に終わった訳ですから勿論定刻には間に合いません。お世話になった先生の「お通夜」に遅刻するとは何たることでしょう。でも、幸いな事に「中山は武道館で救護を行っているだけでなく異例な長時間の拘束となっているので定時に来られないのは必至。」とのお話が、かなり偉い先生から「報告」として入っていたので、この辺は「僥倖」と言うべきなんですかね。私が慌ててホールに着いた時にはほぼ「お通夜」のセレモニーは終了していましたからね。

 そんな訳で、私の昨日の長い一日はこんな感じで過ぎて行きました。お世話になりました先生のご冥福をお祈り申し上げます。