「骨盤矯正」について

 今日も朝から暑いです。二日連続で熱帯夜(トロピカルナイト?)だったので体にもきつく、日中の最高気温もどうしても高くなります。郵便局にお勤めの患者さんの話では、「暑いとお客さん来ないからね!」との事。どうしても動きが悪くなりがちですよね。

 本日は言わずと知れず金曜日です、金曜日は新規の患者さんがあまり来院されない事が多いんですが、今日は多かったですね。午前中来院された方の中には「骨盤矯正してください。」と言う方もいらっしゃいました。最近接骨院の看板に「骨盤矯正」なる看板をよく見かけます。「骨盤なんか矯正できるの?」と思われる方も多い事だと思いますが、本当の所では矯正と言った「操作」を行う事で症状が良くなることは少ないと私は感じております。もし、本当の意味で「骨盤矯正」を行うのであれば、「仙腸関節」をしっかりと動く状態にしなければなりません。

 この「仙腸関節」は約9mm幅の可動域のある関節です(不動関節ではありません)。しかし、乳酸や二酸化炭素などの老廃物が加齢と共に詰まって来ると動きが非常に悪くなります。ですから、この老廃物を除去しなければなりません。これは物理的なやり方で可能です。私たち中山接骨院スタッフはこれを「掃除する」と言っています。文字通り綺麗に清掃する訳ですね^^。

 こうしてしまえば「骨盤矯正」は非常に容易な作業となります。また、直ぐに「骨盤矯正」を行うような事もなく長持ちすると思います。「骨盤矯正」を希望する患者さんは少なくありませんが、中には「骨盤矯正」を必要としない方や、似ているけど全く異なった症例の方もいらっしゃいますので、先ずは一度診せていただければ正しい方針をお示しする事が出来ると思います。