昔のお彼岸

 今日は早朝より寒さもなく春らしい一日だったと思います。最近は、目覚めると周囲が明るくなっている事も増えてより季節を感じやすくなっています。本日より「お彼岸」ですものね、春はやって来たと言ってもいいのでしょう。

 私のまだ小さかった頃は「お彼岸」と言いますと、一族にとっては大きな行事だった感じがしています。ただ単に、お墓参りに行くと言うのではなく、一族郎党、富めるものは自家用車で、私の実家のように無いものはタクシーに分乗して、先祖代々の墓を訪れたものです。私が自動車に乗れたのは一年の内、春と秋の彼岸だけでした。ですから、タクシーに乗れるのは、何か遊園地のアトラクションのようなものでしたので、何日か前から楽しみにしていたものです。

 そして、20人ぐらいで菩提寺にて先祖の法要をして貰うのですが、これが待つこと待つこと何時間も待ちましたね。そして、やっと私ども中山家の順番が来るのですが、この時 お坊さんの説法を当然の如く「正座」で聞かなければなりませんでした。この頃はお経と説法で一時間ぐらいやっていたんじゃないのかな?相当長かったし、足は痺れまくっていましたね^^。この後、お墓を手洗いし、花を手向け、お線香をあげて法要は終了です。

 その後は、立派な料理屋さんで、 お斎(とき)を行うのですが、子供と言いますか従妹達もこの時が一番の楽しみで楽しそうでした。今は無いと言う事ですが何とも高級感漂う「大源」という日本料理店だったと記憶しています。

 昔はこの様に一日を掛けて故人を弔らったものですが、現在はそのような事をする家庭は殆ど無いものと思います。私も、精々お墓に行って線香を手向ける程度になっており、昔の様な事は出来ません。でも、この世を去ったとはいえ、じいちゃんや、ばあちゃんに世話になった事は間違いなく、こうやって時折思い出すだけでも供養になると、この孫は都合よく解釈している次第です。でも、こんなんじゃ 罰(ばち)が当たるかな^^?