昨日来院された患者さんに🐱「猫柳」をいただきました。何とも言えず可愛いですよね。「有難うございます。もう咲いたんですね^^。」と言いますと、「多分これは早咲きの品種だと思う。」との事でした。私の実家にあった「猫柳」は確か「梅」と一緒に開花したと思います。大体梅の開花が今月の終わり頃のはずですから確かに早咲き(早稲)と言う事なんだと思います。当時、私の実家では井戸端に、二本の梅とかなり大きく成長した「猫柳」が一本、そして隣の家から大谷石の塀越しに三本の梅の老木が我が家のエリアまで入って来ていましたので、私の家の井戸端は さながらミニ梅園のような様相を呈していました。梅の花は何とも言えず良い香りがするものです。それは当時の私にとっても早春の風景の一部でありました。20cm程度に切った小枝を牛乳瓶にさして自室に活けておいても室内が春のかほりに満たされたものです。今となっては懐かしい思いでの一コマです。昔はどこの家でも梅干を作ったため私の近所では大抵梅の木はありました今では駐車場になったりして梅の木はかなり数を減らしていますね。残念ですが….。
頂いた「猫柳」を見て遠い昔の記憶がよみがえって来ました。この井戸端にはその他に鉢植えから地植えに変更した「ぼけ」が咲いていたり、蕗の薹が出たりしていましたね。現代に生きる私たちも「風情」と言うものは大切にしていきたいと思う次第です。