膝の痛みは「加齢」ではない

 今日は朝から🌞日差しも強く、まさに夏と言った感じです。県内は夕方発雷⚡注意報も出ていますので注意が必要です。これからはこんな感じの日々が続くのかな?

 このところ膝の痛みを訴えて来院される方が増えています。昨日もお二人膝の悩みで来院されましたが、やはりある程度の年齢になりますと気になって来る方が多いようですね。でも、絶対ではありませんが現代では膝の痛みは基本的に何とかなると私は思います。何故なら、現代人は昔の人のような明らかな膝関節の変形を見る事は無いからです。私がこの道に入った40年ほど前、農業だけでなく殆どの産業では人力が主流でした。ですから、何十年も同じ仕事をしていれば自ずと関節は痛んでしまいます。これは腰部(腰椎)にも同じことが言えます。あまり知られている事ではありませんが、膝関節と腰部は並行して悪くなります(変形します)。

 現在は農家をやっている方でも膝や腰の強い変形は稀です。機械や自動車のお陰だとは思いますが、非常喜ばしい事だと思います。これからは尚更 変形をお持ちの方は少なくなるでしょう。

 では何故 膝が痛くなるのか? これは一言では何とも言えないところもありますが、一番多いのが「骨膜炎」と呼ばれるものです。「骨膜炎」とは聞きなれないワードだとは思いますが、骨には「骨膜」と言う骨を保護するためにサランラップの様な膜で覆われています。これが炎症を起こしたのが「骨膜炎」で意外と患者さんは多いものです。しかもこの症例はかなり痛むものです。私も一度なりましたが、歩くだけでも足を引きずるようになってしまい、当時は治療法が確立されていませんでしたので、治るまでは好きなスポーツも全くできませんでした。

 現在でも「骨膜炎」はマッサージや通常の方法では基本的に治りません。私どもの院では専用とは言いませんが「骨膜炎」に対し非常に有効な機器を使って効率的に治療を行いますので、きっと喜んでいただけるものとスタッフ一同思っております。