最近の「腰痛」はちょっと違う

 私どもの中山接骨院では「坐骨神経痛」を看板として施術を行っています。最初から「坐骨神経痛」を中心として施術を行ていた訳ではありませんが、結果として「坐骨神経痛」を治せる接骨院として人が集まるようになった訳です。勿論私たちスタッフは「坐骨神経痛」を得意として自信を持って施術していますので、治る確率も非常に高いです。一年を通じて来院される患者さんの症例としては「坐骨神経痛」が一番だと思います。

 しかし、最近は「坐骨神経痛」も多いのですが「腰痛」の患者さんが多くなってきている感じがします。しかも、オーソドックスな腰椎付近のものでは無く、そこから少し下部に行った「仙骨」部の痛みを訴えて来院される患者さんが本当に多くなりました。「腰痛」と言うと「仙骨」という位「仙骨」付近の痛みが多いです。最近少しばかり驚いています。

 通常の腰痛は「骨性」(ヘルニアや狭窄症)のものもありますが、基本的に多くは「起立筋」を中心とした、「筋肉性」のものが多いものです。ですが、最近の「腰痛」と呼ばれるものは「仙骨」付近のものが多くこれは筋肉と言うより、筋膜炎や骨膜炎と言うべきものとなっています。ですから「骨性」の痛みと言う事で良いと思いますね。

 痛む所がある程度確認出来たら、プローブを使って更に細かく診て行く事となります。昔は指先の感が最も優れていると思っていましたが、このプローブを使いますと更に詳しく患部が分かるので手放せません。

 私が若かった時代の腰痛は「筋肉性」のものが多かったのですが、最近は本当に「仙骨上」と言いますか、かなり細かい部位に炎症や痛みが見られることが特徴となっています。特に初診時には時間を掛けてじっくりと診せていただいております。患部をしっかりと特定できれば治療は既に8割程度は終わっている感じだと思って下さい。