彼岸に思う

 何時もの事とは言え、お彼岸中は天気がかなり急変します。寒かったり風が強く吹いたり、昨日は雷雨があったりととかく彼岸中は天気が不安定です。今日も朝から寒く風も強いです。そしてそれは終日続きました。結局今日も寒かったですね^^。

 昨日は高校時代の仲間たちと、一足早くあの世に行ってしまった友人の墓に花を手向けに行って来ました。友人の墓には家族で年間何回かは行っているものの、残された仲間たちと皆で行くのは初めてでした。こうやって何人もで墓参をするのもなかなかに良いものだと私は思いました。先に逝ってしまった「やつ」もきっと喜んでいるのではないかと思った次第です。 身近な存在の人の死は自分の生活にも大きく影響してきます。特に彼の場合 基本的には酒も煙草もやらず全くの健康体であったのも関わらず突然死と言う形で私どもの前から唐突に消えてしまった訳です。お姉さんも「一体どこに行ってしまったのか?」と、今でも言われます。彼がこの世を去ってから4年以上が経ちますが身内なら尚更その気持ちは強いものと思われます。

 私も彼とは中学以来の付き合いですが、彼の死は私にとっても大きな痛手です。何か行動を起こすにあたっても共同で行って行く事が圧倒的に多かったので、付き合い方は通常の友人よりかなり濃密だったことと思われます。お互いの意見が受け入れられない事も良くありましたが、それでも40年以上やってこられたのはお互い相手を理解し尊重していたからだと思っています。

 残念ながら彼とは何か協力し合って事を成し遂げて行くと言う事は出来なくなりました。今回の春の彼岸も餞別代りに小さい缶ビールを置いて来ました。彼は亡くなる前少しだけ一番搾り(キリン)を嗜むようになったんです。こんなものでは気休めにもなりはしませんが、それでも尚 黄泉の国で少しゆっくり出来ますように心から祈るばかりです。