昨日は夜の7時以降に「予約」の患者さんが入ったため、ブログは書けませんでした。でも、昨日最後の患者さんとなりましたこの新規の患者さんは、少し珍しいタイプの患者さんでしたので、少し書いてみたいと思います。
この患者さんは、以前からあちらこちらが痛かったそうですが、決定的に痛くなったのは、ひと月前のゴルフでの事坂を歩行中、急にふくらはぎに強烈な痛みを覚え、同時に腰も痛めたところから辛い日が続くようになったそうです。
エクササイズの先生に「坐骨神経痛じゃない?」と言われたらしく「坐骨神経痛ならここかな?」と言う事で来院されました。何回目かの来院の為、私どものやり方は良くご存じの方だったのですが、本人様も「坐骨神経痛」と言う事で考えに揺るぎが無く、私どもも「そういう事でしたらやっぱり坐骨神経痛かな?」と思い診てみる事となりました。
「一番痛い所はどこですか?」の私の問いに「膝の裏です。」との回答。確かにここは「坐骨神経痛」で痛くなる部位でしたが、実際に触ってみると皮膚の下に筋肉の窪みを感じました。間違いありません、これは「肉離れのサインです」。お尻も痛いと言われるので診せてもらうと、「坐骨神経」が梨状筋間から出る位置ではなく「腸骨」(骨盤)の一部での炎症でした。つまりこの患者さんは「坐骨神経痛」では無いと言う事です。
実は、私も頭からこの患者さんは(状況的に)「坐骨神経痛」と決めつけていましたが、全く異なる診断となり驚いております。初めて診る患者さん(新患さん)には、先入観を持ってみてはいけないと今更ながら思った次第です。
PS 上記の「肉離れ」や「腸骨骨膜炎」は、院により施術方法がかなり違います。つまり、治るまでの期間も院によりまちまちです。信頼出来る院での施術を受けましょう。かなりの差が出るものです。