今日朝一で来院された患者さんは、いわゆる「腰痛」の患者さんでした。一通り腰の周りを診せて貰い結論として一般的な「脊柱起立筋」の痛みであるとしました。施術を行い「脊柱起立筋」が緩んだところで少し動いて貰いましたが、「まだ痛む。」との事でした。もう一度確認してみると「脊柱起立筋」の痛みは取れていて、その少し下のお尻のインナーマッスルである「梨状筋」(りじょうきん)の痛みを訴えられていますので、こちらを施術。その後、緩むのを確認しましたので、また動いていただくと、今度はそこではなく「坐骨神経痛」の部位を訴えられえました。
実際この様な事は珍しい事ではなく、非常に良くあることです。そして、ご本人は同じ位置の痛みと思ってらっしゃいます。これは別に患者さんに問題があるのではなく、「腰痛」は数センチ以内に複数の症例が隠れていても大体そんな感じのものですので、患者さんにはその辺を丁寧に説明し納得していただいてから施術を行う事を心がけています。
この上記の患者さんも、3回施術して納得していただきました。「そう言われると確かに違うね、でもお陰様で痛みが取れたよ。」と言われ帰途に着かれました。明日はゴルフをされるそうですが、きっと上手く行く事でしょう。