「腰痛」と「坐骨神経痛」

 今日も朝の立哨時から雨が落ち始め、結局のところ終日雨となってしまいました。そぼ降る雨を見つめていますと非常に寒い感じがしましたが、明日は何と夏日になるそうなので、私も気を付けますが皆様も気を付けて下さい。

 私どもの院では「坐骨神経痛」の患者さんが最も多い事は何回か書かせていただいておりますが、実は「腰痛」も多いものです。「坐骨神経痛」の患者さんは人により意外と症状が違うものですが、「腰痛」の患者さんは更に多くの症例があります。また患者さんによっては複数の症例が併発(同時に起こっている)している方もかなりいらっしゃいます。「坐骨神経痛」と同時進行と言った方も少なくありません。兎に角 慎重に診て行かなくてはならない部位ですね。

 「坐骨神経痛」は4パターン(主なもので)細かいものを含めると12パターンぐらいあるかな?でも「腰痛」の場合は、少なくともその倍はありますね。「腰痛は患者さんの数だけある。」と言った有名な先生もいましたからね。

 最近の「腰痛」は腰部と言うよりも臀部(お尻)に近い部分が痛む患者さんが多いです。今迄の「腰痛」では「起立筋」と呼ばれる腰の筋肉が痛むタイプの「腰痛」が主流でしたが、近年では骨盤を構成する各骨の炎症である事が多くなり自ずと治療内容もかなり変化しています。今までと同じような治療では治らないケースが増えている事は間違いありません。特にマッサージ主体の施術で治す事はかなり難しいです。

 「坐骨神経痛」と「腰痛」はシンクロする部分も多いものです。慎重に診て行く事が大切です。