「横突起」 「棘突起」の炎症

 昨日初診で来てくれた患者さんが今日も来てくれました。「整形外科で一度診て貰ったんですが一向に変化がないので、知人の紹介で来てみました。」「トレーニングのために懸垂したんですが、そこから背中が痛くなってしまって、特に夜中に寝てるとかなり痛むんです。」とのこと。整形の先生も言われたそうですが「肉離れがあるかも知れない。」とのことで、こちらもチェック、どうやら「肉離れ」はありそうですね。ですが、夜中に痛むなら「肉離れ」より筋肉の硬化のようなものを考えるべきと、右の背中に硬くなっている部分を見つけ施術を行いました。

 そして本日、二度目の施術に入る前に痛みの確認です。「肉離れはかなり良いようです。でも、夜の痛みはありました。」ただ、夜の痛み(夜間痛)の位置が変わっている事に気が付きました。これは良くあることなのですが、ご本人は同じ位置だと感じていても、実際は5cm~10cmずれている事が良くあるものです。こちらの患者さんも昨日施術した部分より少し背骨よりの部分に明確な痛点を確認しました。

 この患者さんの症例は背骨の一部である「横突起」と「棘突起」の炎症で、決して珍しくないタイプの症例です。「むち打ち症」でも併発する時が多いものです。そして、夜の痛み(夜間痛)の原因にもなるものです。ただ、通常の方法ではなかなか良くならないものですが、私どもの主力機器であります「マイクロカレント」(微弱電流治療器)による施術を行いますと、意外と簡単に良くなります。

 この患者さんはかなり慎重な患者さんなので「でも、そう簡単に治らないんでしょう?」と言われましたが、「本日の施術だけでもかなりの手応えがありましたので、今夜はしっかりと眠れるんじゃないのかな?」と申し上げました。多分その通りになると思います。