治らないと言われる「鵞足炎」ですが

 「鵞足炎」は「がそくえん」と読みます。私も学校で習ったので何とか読めますが「アヒルの足」と書いて「がそく」です。膝の内側で脛骨が細くなった部分を医学的に「鵞足部」と言うのですが、ここに長い3本の筋肉が付着しているのですが、これらの筋肉が何かの理由で固くなってしまうと「鵞足部」に炎症が起こり歩行時(着地時)に強い痛みが出ます。これが「鵞足炎」です。

 「鵞足炎」は私は女性に多い疾病と思っているのですが統計上はそうではないようです。でも、少なくとも当院では女性の方が圧倒的に多く、男性はかなり少数派です。先程書きました通りに、足を着いた時の痛みが特徴で、スポーツをやっている女の子が、よく発症すると言った感じです。🎾テニスや陸上、バレーボールやバスケットボールのお子さんが多いですね。一般的に非常に治りにくい症例ですので、自宅の近くの院に何件か行ったけど、良くならないのでここに来ました。という親子が多いですね。

 少し専門的な言い回しをしますと、この「鵞足炎」は「スポーツ障害」系の疾患です。スポーツでの反復練習で起きるケースが圧倒的に多いものです。「スポーツ障害」と言うものは、悪い部位と、痛みの出る部位が違う厄介な障害で、治療には非常に高い専門性が必要になります。大腿部にある筋肉である半腱様筋と縫工筋、薄筋の3本の筋肉が「鵞足部」に付着しているのですが、これらが疲労や炎症の為、固くなってしまうと「鵞足部」に痛みが出てしまいます。ですから治療すべきは「鵞足部」ではなく、この3本の筋肉であると言う結論が出ます。

 しかし、理屈は分かっていても、どうやってこの3本の筋肉を緩める(柔らかくする)のか? 実はここが一番難しい部分となります。それが簡単に出来るなら「鵞足炎」は治らない!などと言われる事もないでしょう。私ども中山接骨院スタッフは、「マイクロカレント」(微弱電流治療器)を使用し「鵞足炎」を短期間で治す事にコンスタントに成功しています。専用の機械も必要ですが、施術方法のノウハウもかなり複雑ですので、かなりの熟練が必要ですが、何とか克服しています。お困りの方お待ちしております。必ずや御満足していただけるものと思っています。