特に「腰」と「膝」は、しっかりと診せて下さい。「肩」や「首」もそうなのですが、「腰」と「膝」は特別ですね。狭いエリアに数々の症例が複雑に絡み合っているケースも珍しくありません。他の院や病院で診断を受けているとしても、意外と違う事もありますので、先ずはしっかりと時間を掛けて診せていただきたいと思います。
「腰」と「膝」と書きましたが、歳を重ね施術を繰り返していますと、一番難しいのはやっぱり「膝」だと思います。現在、「膝」の施術を任されている年配の女性は「何処に行っても良くならなかったんだけど、少しだけでも歩けるようになれば良いんですけどね。」と言う事で来院されました。最初は病院で診断された通り、「変形性膝関節症」と言う事で、変形部の炎症を取る事に集中し、次に「坐骨神経痛」がありましたので、これも施術、そして「大腿四頭筋」が固くなっていたので、これを緩めました。ここまででも、かなり時間(期間)を費やしていますが、膝の調子はかなり良くなり、🚲自転車にも乗れるようになりました。つい最近、「今はどんな時痛みますか?」と問いますと、「立ち上がる時が痛いんです。」とのお答えですので、これもしっかり診せて貰うと、「鵞足炎」(がそくえん)でしたね。
この「鵞足炎」が良くなると、この患者さんは、基本的に悪い所は無くなると思います。結構な時間が掛かりましたが、なかなかの距離を歩けるようになりましたので、患者さんには満足していただいて頂いているようです。
「膝」は一つの症例が良くなると、次の症例が顔を出すようなケースが、兎にも角にも多いものですので、慎重に丁寧にの精神で、しっかりと施術に取り組んでおります。
