本日は9月の最終日、今年あれだけ暑かったものの、流石に秋の佇まいになって来たようです。涼しくなって来ると多くなる症例があります。それは「腸脛靭帯炎」と言います。今は「ランナーズニー」と言った方がご存じの方も多いかも知れません。「ランナーズニー」と言うくらいですから、マラソンや長距離を走る皆さんに良く起きるトラブルですが、これから寒くなって来ると⚾野球や⚽サッカーの皆様も、いわゆるラントレの量が一気に増えると思います。すると、どうしても発症する確率は上がってしまいます。
大腿部の真横にある大きな靭帯が炎症を起こすのが、「ランナーズニー」の正体です。「スポーツ障害」の一種で良く知られた疾病です。ですが、この「ランナーズニー」ご存じの方も多いと思いますが、なかなか治らない事でも非常に良く知られています。(スポーツ障害と呼ばれるものは大抵治す事が難しいものですが、これは最たるものなんです。)しかし、やり方によっては意外と早く良くなるものです。
昨日 本格的に⚽サッカーをやっている中学生の男子が、この症例で来院されたのですが、「ランナーズニーですね。」というと、ご本人もお母さんも、流石に驚かれたようでした。「もしかして治らないやつですか?」お母さんが尋ねると、「普通にやったら確かにかなり難しいです。」「でも、お任せいただけましたなら何とか致します。」と私は答えました。
普通の治療とは「健康保険」の範囲内で治療するやり方で、使える機器や、施術方法や時間も限られたものとなり、自由度はかなり限定されたものとなってしまいます。「自由診療」ですと、専用の機器も使えますし、手技の自由度、何と言っても施術時間もたっぷりと掛けられますので、しっかりと治療らしい治療をする事が可能です。
結局、この患者さんは昨日だけの施術でも痛みが取れ、明日は走れそうと嬉しげでした。一般的には治らないものが治せると言うものは実に気分の良いものです。このお子さんは一度の施術でも相当の回復を見ましたが、「自由診療」ですと、大抵3~4回でかなり回復する事が通常です。
治らないと言われる症例でも、やり方によっては短期間で驚く程 回復するものです。