傷病名が違う事も良くあることです

 最近は当院の「予約」も認知られるようになり、今朝も予約の患者さんがお一人来院されました。☎電話で予約をいただいた時は「鵞足炎が治らなくて困っているんですが、そちらでは治せると聞きましたので行ってみたいのですが。」と言う事でした。

 予約の時間にその患者さんは来院されました。本当の初診の方でしたので、細かくお話を伺います。そして、確かに痛みがあるのは「鵞足部」(膝の内側部)なのですが、痛くなった理由や痛みの度合いが、私の知る「鵞足炎」とはかなり異なるものでした。「触診」で確認すると「鵞足部」に薄っすらと断裂部を確認する事が出来ましたので、私はこれを「肉離れ」と判断しました。

 私どもの院では「肉離れ」に対しまして、固定にテーピングを行いますが、テープで固定するだけでも痛みがかなり和らぐのが「肉離れ」の特徴でもあります。その通りに、痛みがかなり落ち着きましたので、これで間違いないと思われます。

 この様に、他の院でお受けになった診断が必ずしも正しい診断とも言えない事も良くあることです(逆もまた然り)。先ずはしっかりと良く診せてください。上記のように全く異なる判断を下す場合も少なく在りません。私の院では傷病名はご本人にしっかりと伝えます。そして、良くなるまでの日数を伝えそのように施術を行って行きます。患者さんは自分の傷病名をしっかりと訊く権利がありますし、その方が良いと思います。是非訊いて下さい。