「私はヘルニア持ちなので、腰の痛みとは一生付き合って行かないといけないと思っています。」こういった患者さん多いですね。最近ではMRIでの鮮明な画像での確定診断も当たり前のように行われるようになりましたので、この様な映像を見せつけられてしまうと、皆さんどうしても愕然としてしまい、決定的に諦める結果になってしまうようです。
実際MRIで確定診断が出てしまうと「ヘルニア」である事には違いないのですが、この、腰椎部に「こぶ」のように隆起したヘルニア部は、仮に手術をしても元には戻りません。確かにこのままお付き合いしていく事となります。しかし、元に戻す事は不可能ですが、症状つまり強い痛み(疼痛)を除去する事は意外と可能なんです。
「ヘルニア」とは言え痛み(症状)が無ければ普通の生活が出来ます。勿論スポーツなども可能です。「ヘルニアがあるのに腰痛が無くなると言う事ですか?」とよく言われますが、実際基本的に痛みは消えます。
例えば「インフルエンザ」や「風邪」はウイルス性の疾患です。根本的にウイルスに対抗出来る薬は残念ながら現状ありません。でも「インフルエンザ」や「風邪」の諸症状に効果的な薬ならありますよね^^。つまり、対処療法と言う事になります。それと同じで「ヘルニア」そのものは治りませんが、それに伴う諸症状に対応する事で症状(痛み)を緩和したり、消失させる事は実は可能なんです。しかも、一時だけではなく、かなり長い期間症状が出ない形に持って行く事も可能です。
年間ですと私どもの院に来てくれる「ヘルニア」の患者さんは意外と多いものですが、殆どの方は快方に向かいます。諦めきっている方も多い「ヘルニア」ですが、もう一度お考え直し戴ければと思っています。
PS 脊柱管狭窄症も同様に対応出来ます。