今朝は朝一番で「ギックリ腰」の患者さんが来院されました。月曜日の朝一番で「ギックリ腰」の患者さんがお見えになる事は珍しい事ではありません(頻繁でもありません)年に何回かはあります。
学生時代に野球で良く来てくれていた患者さんなのですが、土曜日に庭の草むしりで腰を痛めてしまい、昨日の日曜日は自宅で寝ていたそうです。動きも非常に悪く「どうやって来たの?」と問うと、「根性で来ました!」との答え。それ以上は聞きますまいと言った感じでした。
今まで来院されたどの「ギックリ腰」の患者さんより明らかに酷いその症状に、本日中での日常生活への復帰は私は諦め、何とかお手洗いに歩いて行ける事に方針転換を図りました。
兎に角 本日の治療は長期戦になる事は確実なので、ベッドで寝ながら「マイクロカレント」(修復電流)を充分にかけ他の患者さんにも対応しながら、治療を継続。最後は「ギックリ腰」の患者さんのポイントと言うべきエリアをやっとの事 征服する事に成功! かなり痛みも取れ歩きも軽くなり笑顔も戻りました。(わたしは今日中にここまで回復するとは思いもしませんでした。)何だかんだで一時間以上 施術していましたが、この様な急性期の患者さんはそれなりに一回の施術時間はかかるものです。術者の腕が確かなら、時間をかける価値は充分あります。
標準レベルの「ギックリ腰」の患者さんは一度の施術でも、かなり回復します。今朝の患者さんは今まで診た事のある患者さんの中でも極めて重度だったため、そこまでは良くなりませんでしたが、傍から見れば普通に歩いているように感じるまでに回復しました。「明日もまた来ます。」笑顔でこう言ってもらえると私どもスタッフも嬉しいものです。「お待ちしています。気を付けてお帰りください。」明日はもっと良くなることと思います。来院された時と帰宅される時の足取りが違う時は、私たちもやはり ほっとしますね。一瞬とは言え緊張感から解放される時間です。