昨日も「膝」のお話をしたんですが、今日も「膝」関係のお話になります。昨日の夕方☎お電話があり、「整形外科で膝を手術した方が良いと言われたんですが一度診て貰えないでしょうか?」と言う依頼でした。本日の午前中来院され早速診せていただくと、ある程度の年齢なので若干の変形はあるものの早急にオペと言った感じでもなく確かに「膝」に腫れがありますが、それが痛みと直結しているかと言われればそんな感じでも無いようで、更に良く診せていただくと、どうも一番痛い部分(部位)は、鵞足(がそく)部(膝の内側の少し下)のようです。
「膝」に明らかな変形があり腫れたり、炎症を起こして痛みが出る場合、痛む場所は関節面になります。しかし、この方の場合「膝」が腫れているものの、痛む場所は関節面から8cm程度下方の「鵞足部」、しかも、3本の関連筋にも硬化や痛みがあり、これは間違いなく「鵞足炎」と言って間違いなさそうです。
その事を患者さんに告げ「私どもの所では、これは鵞足炎だと思いますので、そのような処置をとってもよろしいでしょうか?」と問うと、「よろしくお願いします。」と言う事なので、処置させていただきました。
結果的には一度の施術で腫れも引き、歩いても全く痛くなくなったので喜ばれました。聞くところによると半年前から痛かったとの事で整形外科を受診してもくれるのは飲み薬だけでしたので。と言う事でした。
帰りがけ「この半年は何だったんだろう?」と言われながら付き添いのお嬢さんとお帰りになりまっしたが、私ども中山接骨院スタッフもいい仕事が出来たと思い胸をなでおろしました。
実はこんな感じでオペを勧められても意外と良くなってしまうケースは後を絶ちません。今年に入ってからもこれで何例目になるのかな?「膝」と言いますと「膝関節」がクローズアップされ📺テレビなどでも膝関節の変形に効くなどと言ったものを販売しているようですが、現代の「膝」の痛みは関連筋から来る筋肉性の疼痛である場合が圧倒的に多いです。何十年も前のような重労働は無くなっていますので、大きな変形がある方は本当に稀になりました。お困りの方がいましたら一度私にお診せください力になれるかも知れません。