最後の最後に必要なもの

 各地で🌸桜の開花や満開情報が相次ぐ今日この頃ですが、同時にこの頃は春雨の時期でもあります。私の住みます宇都宮でも近所の新川は、ほぼ満開です。しかし明日からの天気予報は☔傘マークが並びます。例年通りとは言え「三日見ぬ間の桜かな」とならない事を祈ります。咲いたばかりですからね。

 今日30日 月曜日は、既に月末と言っても差し支えないように思います。最近は「慢性症状」の患者さんが多いようです。腰部の痛みや、膝の悩み、各種神経痛(特に坐骨神経痛)などを施術しています。兎に角 慢性疾患は何処に行っても良くならなかった症例の患者さんばかりですので、私どもスタッフも自ずと力が入ります。

 現在来院されている、相当難しい症例では、「頭が締め上げられるような苦しさが継続している。」と言ったものや「長い事 農業をやっていますが、膝が動かなくなってしまって、いろいろ行ったんですが、手術しかないと言われました。」

 最初の「頭痛」の方は、本日で10回目の施術となりましたが、かなり回復されました。基本的に検査の結果 他に悪い所はないとの事ですので、私もこれは頸部から頭部に向かう神経のせいと思い、そこを集中的に施術しました。こう言う患者さんは頭皮に腫れがあるもので、これが無くなって来る(これを私どもは締まって来ると言います)と良い方向に向かっているものですが、3回目の施術で頭皮に適度の締りが見えて来ましたので、これを継続し回復に繋げました。これは上手く行った症例の一つです。私どもスタッフは「頭痛」にも対応しています。

 二人目の農家の方は膝に強い痛みがあったものの、幸い私の見立てでは、膝関節の変形は無いようでしたので、筋肉性の膝痛と判断しました。そして、「筋肉が非常に固くなっています。ですから、これを緩めてあげればきっと良くなりますよ。」と伝えました。歩き方もかなりおぼつかなく仕事仲間からも接骨院じゃ無理じゃないか?との意見もあったそうですが、今ではお孫さん達に「おばあちゃん歩き方 本当に良くなったね!」と言われ嬉しくなるそうです。この様に普通では良くならないものを治して行く事が私たちの務めとなっており、そう言われますと何とも言えず私たちも嬉しいものです。満足感も高いものです。

 現在 私どもの業界も、当たり前の事を当たり前に、普通の事を普通にやっていればよかった時代は既に過ぎ去りました。誰も治せないような症例を治し、諦めていた患者さんの心に明かりを灯す事が出来るような能力が無いと基本的に淘汰されていくものと思います。日々勉強し、研究し、切磋琢磨を繰り返して行くのは当然として、最後の最後に必要なものは、術者の研ぎ澄まされた指先の感覚だったり、治療を行う上でのセンス(感覚)だったりするのかも知れません。現在の患者さんはネットに溢れた情報や、AIに訊けば専門家より丁寧で親切に教えてくれる専門的な知識ではなく、その先生(術者)の持っている「勘」と言いますか「インスピレーション」が決め手になって来ているような感じがします。