昨日は火曜日でしたが、まるで月曜日の様な一日となりました。新規の患者さんも多く忙しい一日となりましたが、気になった患者さんがいらっしゃいましたので、ご報告いたします。
その患者さんは2か月前(今年のお正月頃)「ギックリ腰」になり整形外科に通院していたそうなのですが、取り敢えず、一か月ちょっとで歩けないような痛みが無くなったため、通院は打ち切ったそうです。しかし、現在でも強い違和感は否めなかったため、私どもの院に来てくれたの事でした。
現在の違和感のある部位がそのまま「激痛」だった位置でした。との事で診せていただくと「仙骨」付近に意外と広い「痛点」を見つけました。これなら間違いなく「ギックリ腰」だった証拠です。(実際 本人の申告と現実は違う場合も多い為、疑うと言う訳ではありませんが、しっかりと確認は取っておきたいものです。)
「ギックリ腰」の場合基本的に「仙骨」付近の急性炎症が原因です。炎症は「筋肉」だったり「筋膜」だったり「骨膜」だったりしますが、基本的には通常の方法では「完治」させる事は出来ません。炎症が落ち着けば、取り敢えず痛みは落ち着いて来ますが、本質的にこの炎症が完治する事は無く、くすぶり続けますから人によっては再発してしまう患者さんも多い訳です。
「ギックリ腰」は安静にしていれば、寝ているだけでも少しづつ痛みは取れて行きます。ただ、痛みが取れる事と、治ると言う事は、全く違う事である事、は知っておいていただきたいと思います。上記の通り痛みが取れて炎症が小さくなったとしても、残念ながら炎症はくすぶり続けますので、この炎症を抑える事が出来ない限り「再発」はある程度覚悟しなければなりません。
この患者さんも「仙骨」付近に、まだ広い炎症がありましたので、お話を伺いながらその炎症を除去していきました。私どもは、この炎症の除去に「マイクロカレント」を使用しています。これが非常に難易度の高い施術になります。何と言っても指先の感覚だけで患部(炎症部)を探し出し、同時に消炎作業を進めて行きます。状態も患者さんごとにかなり異なります。中には意外な所に炎症を見つけ出す事も珍しくありません。でも、何と言いましても毎日のようにやっておりますので、確実に施術は行っていますし、いい仕事をさせて貰っていると自負しておりますので、その辺はお任せ下さい。
私ども中山接骨院スタッフの施術を受けますと、それまでは年に2回は「ギックリ腰」になっていたと言う方が発症しなくなったり、「ギックリ腰」の恐怖で外出するのが苦手と言った方が出来るようになったりと、必ずいい方向に向かう場合が殆どです。受傷直後でも数日の施術で回復しますので、皆さん非常に驚かれます。「ギックリ腰」はしっかり治しますと基本的に「再発」しないものです。