この時期痛い「変形性膝関節症」

 変形した膝関節は元に戻る事はありません。残念な事ではありますが、これは仕方のない事です。では、膝が変形ししてしまった事で痛みが出るようになってしまったものを、何とかとる方法は無いのでしょうか?これは出来ます。

 「膝が痛いんですけど…。」と言って受診した際、整形外科の先生や私どもの同業者に「変形性膝関節症」と言われてしまい諦めてしまった方は多いものと思われます。でも、本当に膝は治らないんでしょうか? 痛みを取る事は出来ないんでしょうか?ここから先は私の私見となりますが、論文に記載されている事でもあります。まず、「変形性膝関節症」の程度の問題です。同じように「変形性膝関節症」と診断されても現代と一世代前とでは変形の差に雲泥の差があります。もし現在まで生きていたとしますと100歳を超えるような方々は多分ほとんどの方が「変形性膝関節症」であり、専門の先生が診なくとも,視診しただけで「変形性膝関節症」と診断を下せる程大きな変形があったものですこれは、栄養を取れなかったり当時の仕事が人力によるものであったりと推察されます。現代の患者さんは「変形性膝関節症」と診断された患者さんを診せて貰っても、私が「本当に変形性膝関節症って言われたの?」と聞き返してしまう程度の非常に軽い程度のものが殆どです。昔なら問題ないよって言われる程度のものです。それ程軽い変形で痛みが出るとは信じがたく、「治りません。」と言われるのはおかしくないかと思うのが私の私見です。

 ただ、問題はこれからです。では、軽い変形でなぜ痛みが出るのでしょう? これは意外と見逃すことが多いのですが、「変形性膝関節症」は合併症として関節部に「骨膜炎」を起こしている場合が多いんです。事実、「変形性膝関節症」と診断されても痛みの元は「骨膜炎」である場合が本当に多く、こちらの方を処置してあげた方が結果的に膝の痛みを取るのに効果的な場合が多いものです。

 残念な事ですが現代の医学では変形してしまった膝や腰椎を元に戻してあげる事は出来ません。ですが、基本的に痛みの根本は「骨膜炎」だとすれば、痛みを取ってあげる事が可能となります。一般の方でも、「変形してしまったものは元には戻らないのだから私の膝も二度と治る事は無い。」と私に言った方がいましたが、変形は治らないものの痛みだけなら何とかなると思います。今日も5人ばかり施術しましたがいい方向に行っていますよ。

 「変形性膝関節症」はマッサージ等では治らないものです。痛みを取るには専用の機器と、それなりの訓練を受けた特別な先生(術者)が必要です。意外と痛みは取れるものですよ。