普段から「膝関節」「肩関節」「肘関節」「股関節」など、様々な関節を取り扱う事の多い当院ですが、「顎関節」つまり一般的には「顎関節症」と呼ばれる症例も得意の施術として行っています。
「関節症」は「顎(あご)」だけでなく「膝」や「肘」や「肩」でも発症する可能性は意外と高いものです。「一度悪くしてしまうと治らない!」と良く言われています。確かに治療は簡単ではありません。かなり難易度が高いものですから、しっかりと履修されていない先生は「治りません!」とはっきりと言い切る先生もいらっしゃるのが現状です。
「関節症」は、当たり前ですが「関節」または「関節付近」に痛みが出ます。医師の先生は基本的にレントゲンを撮り、それなりに変形がある場合「関節症」と言う病名をカルテに記する事になると思います。でもこれでは関節を診断しただけですので、実は不十分なんです。「関節症」は関節だけでなく、その周りの関連した筋肉をも診て行かなくてはなりません。これは学校での講義でも必ず言われる事で、「関節症」は関節とその関連筋を診なければならないと。これは鉄則です。多くの方は驚かれるかもしれませんが、全ての関節症の原因の殆どは関連筋(周りの筋肉)に起因すると言う事なんです。
仮に、関節に変形を見たとしても、その関連筋を施術する事で痛みや不具合が消えてしまう事例は多々あります。もし、関連筋が良好な状態になっても、関節の痛みが継続するのであれば、それは基本的に「骨膜炎」であり、それはそれで、直接施術すれば痛みは消えるものです。
長々と書いてしまいましたが、「顎関節症」も、実は同様なんです。「顎関節」に明らかな変形があったとしても周りの筋肉を施術し良好な状態にすると、大抵は良くなります。勿論 変形が無くなる訳ではありませんが、あくびをしたり、食事を摂ったりした時に痛みや不具合が無ければ、何ら問題が無いものと私どもは考えております。つまり、変形こそが痛みの根本と言う訳では無いのです。
昨日も、お一人「顎関節症」の患者さんが来院されましたが、この患者さんも、関連筋が楽になると痛みは劇的に良くなりました。たった一度の施術だけでも、この様に明らかに良くなる方も存在します。勿論 一度で良くなる人達ばかりではありませんが、一度だけでもしっかりと施術をさせていただきますと、それだけでもかなり回復する患者さんが殆どです。「何ら変わらない。」と言った患者さんは今のところいらっしゃいません。
PS 私ども中山接骨院スタッフが「顎関節症」の施術を行う時は「自由診療」となります。効果が出るまで施術しますので、必ず良くなります。