昨日は旗日の為お休みをいただき、本日は今週二度目の月曜日の様な一日を過ごしました。気持ちの上でも月曜日のような感じで仕事を始めましたが、寒い中 皆様ご来院され大変だったことと思います。お出での際は本当にお気をつけてご来院ください。
午前中に見えた患者さんの中で、腰の痛みを訴えて来院された患者さんがいらっしゃいました。この患者さん確かに腰(起立筋)も痛かったのですが、側方にある「外転筋」にも同様の痛みを訴えていました。「腰部」といえば「腰部」なのですが、それはあくまでも広い意味(広義)での「腰部」であり、同一部位と言うには、かなり無理がある症例でしたね。でも、最近この様な「腰」の痛みと、「外転筋」の痛みを併発された患者さん(ほとんど女性)を診る機会が増えました。
「外転筋」は比較的 腰部に近い所に存在しますが、足(大腿部)を外転(外側に開く)させるための筋肉ですので腰部の筋肉と言う訳ではありません。でも、腰部の関連筋とは連絡するようですので、併発する事が多いものと思われます。ですが、「外転筋」の痛みは単純な筋肉性のものばかりですので、複雑な腰部の症例と併発したとしても恐れる事はあまりありません。「外転筋」単体ならば3回程度、複雑な腰部の症例と併発していたとしても4~5回ほどで回復するものと思われますので、それ程残念がる事もありません。
ただ、「腰痛」は一筋縄では行かない場合が多く存在します。以前も書きましたが、一つ治るとその下にまた異なる症例が隠れている事もあります(意外と多い)ので、そこから治療期間が延長になってしまう時は申し訳ありませんがご了承ください。この様に「腰痛」の場合、隠れた症例は上位の症例が治らないと分からない事が多いものです。その時は私どもも充分に説明させていただきますし、患者さんも納得していただいてから次のステップに進みます。