「肉離れ」今昔物語

 今朝の立哨は辛かったです。指が千切れるような厳しい痛む寒さでした。寒さだけならまだ何とかなるのですが、指の強い痛みはかなり辛いものです。今朝の宇都宮市は-6℃この冬一番の厳しさでした。まだまだ寒中ですので、なかなか春にはならないのかな^^?

 「坐骨神経痛」と並んで、当院で扱う症例として多いのが「肉離れ」です。「坐骨神経痛」は普通は慢性疾患ですが、「肉離れ」は外傷であり、急性期のものですので性格的に全く異なります。昨日はお二人「肉離れ」の新患さんがお見えになりましたが、そのうちの一人はかなり酷い「肉離れ」でした。外出先で転倒されたとの事でしたが、右の大腿部「大腿四頭筋」に、二か所。左の大腿部やはり「大腿四頭筋」に、一か所、と言った負傷ですが、特筆すべきはやはり右の大腿部、歩くたびかなりの激痛が走るとの事でした。「肉ばなれ」は皮膚の下で筋肉の層が断裂する外傷ですから一見しただけでは分からない事も多いものですが、この患者さんは見ただけで分かる程はっきりとしたものでした。

 一般的な院で「肉離れ」を施術する場合、大抵は「湿布」を貼るだけ、と言う事になると思います。整形外科に行ったとしてもそんな感じだと思いますね。でも、「肉離れ」を施術するにあたり最も大切なのは「湿布」を貼る事ではなく、如何にして断裂した患部を、しっかりと固定するかと言う事に尽きます。

 私どもも試行錯誤を繰り返して現在行っている「テーピング」による固定に行きついています。これは私の知りうる限り、私の師匠が考案した方法で、「中山よ、肉離れは結局筋肉が切れてるんだから、湿布だけでなくちゃんと固定しなきゃダメなんじゃないか?」と言いだしたのが発祥(?)と私は思っております。40年前の当時は、現在主流の「伸縮性のキネシオテープ」(日東電工製)はありませんでしたので、「ホワイトテープ(非伸縮)」(ミューラー社製)を使用して行っていました。そして、「肉離れ」と言いますと治るまで4週間と言うのが一般的(一般論)でしたが、この方法ですと約10日で良くなる事が分かり、満足のゆく結果となりました。その弟子であるこの私は、この方法をさらに進歩させ、3~4日でほぼ良くすることを可能としております。日本人はこの様に魔改造が得意ですから、私のやり方の更に上を行く施術法を開発する人がきっと出て来ることと思います。

 上記の患者さんは右足の大腿部に二か所の肉離れがありましたが、テープを張るや否や、「痛みがかなり消えている!」との事でした。そうなんです、今現在、本当に上手くテープが張れると、初診時だけでもかなり良くなるものなんです。これは、テーピングにプラスαの施術が必要ですが、最近は本当にこんな感じです。本当に早く良くなりますよ!