「肉離れ」はそのままでも良くはなりますが

 「肉離れ」の患者さんは、意外と多いものです。昨日は⚽サッカーをやっている高校生が新規で来院されましたが、極端な事を言えば、毎日のように受傷者は来院されます。基本的に珍し症例では全くありません。只、スポーツをしている皆さんは自分が受傷すると「やっちゃった。」と、全てを理解されて来院される方が多いものですが、特別スポーツをしていない人が日常生活の中で受傷されると「何だか、ピキーンとしてから痛みが出て来ました。」と擬音的に言われる方が多いと思います。

 「肉離れ」は、皮膚の下で筋肉の一部が切れると言うより、千切れるような感じで断裂するものです。好発部位はふくらはぎや、太ももの後ろ側 専門的に言いますと🐹ハムストリングと言う部分ですね。この辺の「肉離れ」が全体の80%を超えると思います。

 「肉離れ」は、そのままで状態でも一か月以上経ちますと、それなりには良くなって来ます。只、「そんなに待てない!」「週末に大事な試合がある!」と言う方は「テーピング」で固定を行う必要が出て来ます。私ども中山接骨院スタッフは「テーピング」派ですので、テープを張る事で通常のものですと一週間以内に回復させる事が出来ると思います。部活動やスポーツ系の方は「テーピング」で、さっさと治してしまった方が良いものと思われます。

 そして、「テーピング」で固定をした場合は問題ないのですが、しない場合は、癒合するまで「肉芽細胞」が出続けてしまします。これは決して良い事ではなく、断裂部にしこりを残します。実はこれがプレーに支障を来す大きな原因になります。以前のようなパワーやスピードが影を潜めてしまうケースが散見されますのでご注意ください。