強度の「坐骨神経痛」であっても

 今日も朝から寒いですね。これからの時期☀太陽が出ないと心も体も冷え込んでしまいます。私どもの中山接骨院では家内の家に咲いている菊の花を飾り、エアコンで暖を取って皆様の来院をお待ちしています。

 最近は寒くなりましたので特に「神経痛」の患者さんが多いですね。しかも、長年あちこちの整形外科や治療院を転戦し続けた(?)強者の患者さんが増えています。昨日の午前中もそのような患者さんがお見えとなり、私ども中山接骨院スタッフは、かなり善戦したと言って良いと思います。まだ一回だけですからね^^。

 「坐骨神経痛」も、かなり慢性化し、尚かつ進行しているものですと、歩くだけでもかなりの痛みを伴います。昨日お見えになった患者さんは歩く事もそうですが、立っている時も相当辛かったようで、「ここ数年いつもこんな感じなんです。」と、かなり憔悴しきった表情でした。有事のの紹介で私どもの院を知り、お見えになったとの事ですが、問診をした後、「触診」に入って行きました。私の院では「触診」に重点を置いていまして、治療は基本的に「触診」(見立て)で決まるというのが信念です。ここがしっかり出来ていれば、後は的確な施術で良くなって行くものと思っています。この患者さんは「坐骨神経」出口である「梨状筋」付近の神経の硬化が顕著でしたね。これだけ硬化が進んでいると、確かに立っているだけでもかなり辛いのは触っただけでも理解できます。極端な事を言いますが、「坐骨神経」はお尻の所にある筋肉「梨状筋」の付近でニンジン程度の太さがあり、本当に酷い患者さんは、ここで「坐骨神経」がゴロゴロしているのを確認する事が出来ます。(皆様驚かれますね。)

 この患者さんは、私もびっくりする程酷かったので、下手に抵抗せず内部から「坐骨神経」をやっつける(軟化させて行く)事にしました。この方法ですと確かに時間が掛かってしまうのですが、やればやっただけ良くなって行きます。しかも、全く施術による痛みも伴いませんので、昨日は少し時間を掛けてベッドで横たわっていただいていました。

 嬉しい事に、この作戦は功を奏し、まだ表面だけですが「坐骨神経」を緩める事に成功! この患者さんはお帰りの際「一回だけでも、意外と良くなるもんなんですね。」と、笑顔でお帰りになりました。「押しても駄目なら引いてみな。」と、浪花節ではありませんが、相手が強者の場合、こちらも全力で行くと意外と上手く行かない事が多いものです。こんな時は少しづつでもいいので、改善点を見つけ出して行く事が得策です。今回も、そんな訳で、きっと上手く行くと思われますが、今回は大物なので少しばかり時間も期間も掛かると思われます。単純で簡単なものであれば3~4回程度でかなり良くなりますよ!と、私は何時もブログに書いていますが、昨日来てくれた患者さんには、それは適用されません。仮に毎日来てくれたとしても、ひと月近く掛かるものと思われます。その辺はご勘弁していただきたいと思います。

PS ただ、治らない「坐骨神経痛」は存在しない。と、私ども中山接骨院スタッフは信じています。