「股関節」付近の痛み

 暑さも気持ちだけ薄らいだような感じがします。夏のシンボルのような百日紅はまだ咲いているようですが、朝晩はかなり日が短くなりました。天気予報では週末は涼しいようです。

 今施術している40代後半の男性は「股関節」付近の痛みを訴えて来院されました。以前からお見えになっている患者さんですが、今回は先ず整形外科を受診されレントゲンを撮って貰い少し通ったそうです。医師には「股関節が少し変形しています。でも手術する程ではないかな?」と言われリハビリも、受けたそうですが、リハビリなら中山接骨院が良いかな、との事で私どもの所に来てくれました。

 こちらの患者さんもそうだったのですが、現在、「股関節」の痛みを訴える患者さんで、問題になる程 股関節が変形している患者さんは基本的にいらっしゃいません。移動は車や電車だし、重い荷物を移動させる事も現代では数少なくなくなっておりますので、変形のしようがないのです。(食事も良くなっていますしね^^。)

 では、どうして「股関節」が痛くなるのか? それは基本的に大腿四頭筋の硬化によるもので、「股関節」が痛いと言うより「股関節」の辺りが痛いと言う方が正しいと思います。つまり実際は「股関節」が悪いのではないケースが多い訳です。「大腿四頭筋」が非常に固くなってしまうと、柔軟性も著しく低下します。これにより、「大腿四頭筋」の付着部付近である、「股関節」付近が強く痛みます。ですから、治療すべきは「大腿四頭筋」であり、「股関節」ではないのです。

 こちらの患者さんも「大腿四頭筋」を中心に施術を行い本日で3回目でしたが、なかなか良い感じに仕上がって来ております。私どもが行っております「マイクロカレント」(微弱電流治療器)での施術を何回か行いますと、痛みが取れるだけは無く、腫れが引いて患部がすっきりしたり、多くの場合赤黒くなっている部分が奇麗な肌色になったりと、痛みを取るだけでなく様々な良い事が起きる場合が多いですね。この患者さんも、痛みが取れるにしたがって腫れが取れ肌の色も明るくなりました。