テニスをしている方ですと「テニス肘」という言葉は聞く事も多いものと思いますが、この「テニス肘」本当の名前を「上腕骨外側上顆炎」(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と言います。(今後は外側上顆炎と表記します。)「テニス肘」は実は特に女性にとっては、非常にポピュラーな病気ですので、ご存じの方も多いと思います。ネット上でも「テニス肘とは。」とか「テニス肘は治る!」等の「テニス肘」に関します書き出しをよく見るものです。
「テニス肘」(外側上顆炎)は、前腕部にあります「前腕伸筋群」と言って「指」や「手首」を伸ばすための筋肉群が炎症を起こし、結果的に肘の外側部に痛みを発症するものです。(内側部は野球肘)私どもの院にテニスをやっていて「テニス肘」になり、来院される患者さんはそれ程多くはありません。来院される患者さんの多くは、一般的な仕事をしているうちに肘の外側が痛くなって、作業にも支障が出るようになったので来院した。と言われる方がたですね。
最近の整形外科ではこの「外側上顆炎」を「テニス肘」と呼ぶそうで、整形外科から私の院に回って来る患者さんは「私🎾テニスやってる訳でもないのに、テニス肘って言われました。」と言う患者さんが多いものです。(基本的には殆どが女性です。)確かにテニスをやっている訳でも無いのに「テニス肘」と言われると感覚的にも変な感じがするのは患者さんだけでなく私もそうです。
非常に治し難いと言われるこの「テニス肘」(外側上顆炎)ですが、極々初期ですと意外と簡単に治ります。「少し痛む。」「なんか変だ。」「腕の筋肉痛が取れない。」等の際に来院されれば3~4回程度でほぼ良くなるでしょう。治療を受けている期間の🎾テニス練習(または仕事、作業)はしても構いません。問題なく良くなります。
では何故「テニス肘」(外側上顆炎)は治りにくいと言われるのか? 今日は少し長くなってしまったようですので、🙇申し訳ありません、その辺に付きましては、明日UPさせていただきます。