今朝はこの冬一番の寒さだったんじゃないのかな?立哨をしていても指の痛みが際立ち、なかなか辛かったですね。
今年も既にわずかな日数を残すのみとなり、年末年始の行事を楽しみにしている方も多い事と思います。私ども中山接骨院スタッフはも、この時期になりますと、忘れられない患者さんランキングみたいなものがあり、何気なく話題となるものです。
私の院ではどうしても慢性疾患だと「坐骨神経痛」そして、外傷ですと「肉離れ」が圧倒的に多いし、これは学界で発表してもいいのでは?と思われる症例も数多かったのですが。今年一番印象に残った患者さんは「腰痛」の患者さんが多かったです。特に、「私はもう仕事が出来ない、何処に行っても一向に良くならない!」と言う患者さんがお二人いらっしゃいました。そして、紆余曲折を経てほぼ正常に戻せた時は、何とも言えなかったものですね。
この様な難しい「腰痛」患者さんを施術する時は、理論も大切ですが、インスピレーションと言いますか、最初の取り掛かりが非常に重要になります。機器を用いて患部(痛点)を先ずは見つけたいですね。複数ある場合は一番痛い所が起点(?)となる場合が多いものです。そこから、プローブを使って指を這いつくばらせながら患部をトレースしていきます。 重症の患者さんの場合は毎日来てもらいますが、日ごとに痛点が変わって行くのが重症な方の特徴でもあります。このように、日によって「痛点」が変わると言いますか、ずれて行くと患者さんは意外と嘆くものです。でもこれは良い方向に行っている事なんです。施術するごとに「痛点」が変わると言う事はそういう事です。問題なのは施術を行っても同じ場所が同じように痛い場合です。これは術者に問題がありますね。
本当に痛む部分と言うものはレントゲンやMRIの様な検査でははっきりしないものです。時間を掛けてしっかり触診したり、プローブで患部を探って行くしか方法がありません。上記の、お二人もそのような方法で施術し快方にむかいました。良くなった後も暫くは来院されていましたが現在はお見えになっておりません。