長距離系(陸上)のトラブル

 「立冬」も過ぎ、朝晩はかなり寒くなってしまいました。日中🌞晴れれば暖かいのですが、☁曇ると辛いですね。この時期になりますと長距離(マラソン)系の患者さんが急に増えて来ます大会や記録会も多くなりますからね。長距離系の方がこの時期発症する症例で多いのが「鵞足炎」「腸脛靭帯炎」(ランナーズニー)そして「肉離れ」となります。

 今年は先月から「肉離れ」の患者さんが増えています。いつもの年よりかなり多い感じがしますね。「肉離れ」は私も毎年1回はやってしまいます。スポーツをする上では避けて通れない所がありますね。極々小さな「肉離れ」はそのままでも良くなってしまう事が多いものですが、中程度以上のものだとしっかり治療をした方が間違いなく良いと思います。

 「肉離れ」は治療する先生の腕が如実に出てしまう症例の一つです。本当に信頼出来る院を選びたいものです。この「肉離れ」と言うものは「打撲」とよく間違えられる事もありますが、「肉離れ」を良く知る先生であれば「触診」で切れているかいないか、ハッキリと答えてくれると思います。切れている(断裂している)所がピンポイントで分かれば、「テーピング」による固定も容易になるばかりではなく、テープの量も最小で済ませる事が出来ます。

 「肉離れ」は中程度のものでも「湿布」だけなら3~4週間(約一か月)掛かります。しかし、的確に断裂面を導き出し、最新の「テーピング固定」を行いますと、一週間以内にスポーツシーンに復帰が可能です。しかも「シコリ」も残りませんから、後遺症のような重い痛みが出る事もありません。

 特に、アスリートの方は「肉離れ」に対して的確な処置が必要です。