医師に「手術」と言われても

 今日は初夏のような陽気で爽やかでした。風が強く吹いていましたがこれも季節の変わり目なんですかね^^?朝の立哨時は小中高生共に見慣れた顔の中に新人さんが初々しく、新しい季節と言いますか、みんな成長していくことは喜ばしい事と思われます。大人の皆様は基本的に何時もの顔ぶれです。其れはそれでいいものです^^。

 昨日は午後にかなり重症の患者さんが来院されました。知人の紹介での来院だったのですがもう何年も腰とお尻が痛いとの事。最初は整形外科に行きレントゲンを撮って貰ったそうですが「ヘルニア」か「坐骨神経痛」でしょうと言われたそうです。治療には何と3年通ったそうですが一向に良くならない為、医師に相談すると「手術」を勧められたので怖くなりその医院には行かなくなったとの事だそうです。その後、接骨院やペインクリニックにも通ったそうですが、やはりだめだったそうで、見かねた知人が私どもの所を紹介してくれたとの事でした。

 お話を伺うと、車の運転は何とかなるそうですが、歩くのが辛く、仕事で体をねじる動作が非常に難しいとの事でした。問診や外見からは基本的には「坐骨神経痛」のようでしたが、他に何か併発(重複して発症していると言う事)しているようでしたので、うつ伏せになって貰い細かく慎重に確認させてもらいますと、ヘルニアと言うより「仙腸関節」(仙骨と腸骨間)に強い疼痛を見つけました。どちらかと言いますと「坐骨神経痛」よりこちらが本命だったようで、「仙腸関節」を中心に施術しますと、感覚的に良くなっていくのがはっきりと分かりました。

 施術が終わって動いていただくと、「これだけ痛みを感じないのは何年ぶりだろう!」との事でした。この患者さんのように一度の施術で劇的に良くなる患者さんは珍しくありません。医師に手術を勧められるようなかなり切羽詰まった状態でも意外と何とかなるものです。このような患者さんは毎月何人かは受診されます。つまり、1年を通しますとかなりの数となります。勿論皆さん誰でも治る訳ではありませんが、データ上では80%程度は治していると自負しております。

 膝や腰で「あとは手術しかありません。」と言われても、やり方では意外と何とかなるものです。私ども中山接骨院スタッフはそのような患者さん方を今まで治して来ております。