昨日もそんな患者さんがお見えになったのですが、「私の筋肉の痛みは、時間が経てば良くなるものですか?それとも治療が必要ですか?」と言うものです。この男性の場合20代で野球をやっていて、上腕部が痛いとの事なんです。特別に「野球肘」と言う訳でも無いんですが、プレー中の痛みが気になるとの事でお見えになっています。
皆様にも、ご経験があるものと思われますが、「筋肉痛」には時間の経過と共に症状が軽快するタイプのものと、時間が経っても自然治癒力だけでは良くならない、病的な「筋肉痛」と言うものが存在します。
大抵の「筋肉痛」は常識的な観念を持った人なら、専門家でなくともそれなりに処置して行けるものと思われます。しかしながら「病的な筋肉痛」は一筋縄では行きません。「病的」と私は書いていますが、筋肉の疾患ではありません飽くまでも、弾力性を失い、且つ萎縮した筋肉の事で、この様な状態になると、治らないとは言いませんが、マッサージや消炎湿布そして一般的な電気療法 つまり「健康保険」の適用内での施術では治りません。
私の思う「病的な筋肉」のイメージとしては筋肉がまるで「高野豆腐」みたいな状態になっている感じです。いきなり「高野豆腐」ってどういう事?と思われますが、この様になった筋肉は弾性を失い、通常より委縮した状態になっている感じがするものです。水で戻せば元に戻ると思いますが、干した状態だと固いし、無機質な感じがすると思います 私の思う「病的な筋肉」とはこの様なものを言っています。巧妙に戻してあげる事が出来れば、もちろん回復しますが、非常に難易度の高い施術を行わなければなりませんので、誰でも出来ると言いうものではありません。
PS 私ども中山接骨院スタッフは、「病的」な筋肉痛を説明する際「高野豆腐」のような、と言った比喩的表現を使いますが私の友人は「筋肉が焼き付いている。」と言う表現を使っています。術者により言い回しは違いますが、同じものです。筋肉が、この様な状態になってしまうと、筋肉は固く、柔軟性もなくなってしまいます。適切な施術で回復が可能ですが、通常の施術よりそこし期間が長くなってしまいます。ご了承ください。
