足の裏の痛みも意外と良くある疾患の一つとなります。激しく運動を行っている小中高生だけでなく、年配の方も意外と多いものです。症例は意外と多いものですが、一番多いのが「足底筋膜炎」だと思います。この辺は専門家によって意見の異なる所と思われますが、私はそう思っています。
現在もお一人治療中ですが、以前(かなり前)来院されたボーイズリーグ⚾の中学硬式野球のお子さんは かなり痛そうで気の毒な感じがしました。施術を行えば取り敢えず何とかなるものの、県内でも屈指の練習量を誇るチームでしたので、直ぐに再発してしまう事が良くありました。
私どもの施術や機器も、以前より確実に進歩しておりますので、今ならもっと良い治療を提供出来たものと残念に思う事もあります。この「足底筋膜炎」につきましては、「足底筋膜」単体の発症ですと、意外と簡単に良くすることが可能です。しかし、これが神経系から来る「足底筋膜炎」の場合、一筋縄でいかない事が多くありました。敢えて過去形で書かせていただきましたが、最近ではその元凶となる「神経系」を捉え、攻略する術がありますので、以前ほどの難易度は無くなり、少なくとも当院では得意とするジャンルに分類すべき症例となっております。
PS このお子さんのように若年で発症するケースは多いものです。これは、使い過ぎ(オーバーユース)によるものです。そして年長者の方がなる「足底筋膜炎」は、筋肉の萎縮により筋肉が固くなってしまう事で起きる事が多いようです。筋肉の萎縮だけでは痛くなる事は無いようです、固くなる事で痛みが発生します。痛む(固い)筋肉を緩める事により症状は無くなります。