「鵞足炎」の患者さん多し

 最近「鵞足炎」(がそくえん)の患者さんが多い。これは、別に寒いからという理由ではなく、運動やスポーツで発症する場合が圧倒的に多い症例です。聞き慣れない傷病名とは思いますが膝の内側の10㎝下方に「鵞足部」と言う部位があり、ここに縫工筋 薄筋 半腱様筋と言う三本の長い筋肉の付着部になり、この筋肉群が固くなることで「鵞足部」が引っ張られてしまい、結果的に炎症(痛み)を起こすと言われています。

 スポーツによる 反復練習や、長い距離を走ったるすることを続けていると発症する確率が上がりますので「スポーツ障害」系の疾患とされています。ですが近年では、筋力が衰えた年配の女性が発症するケースも見られるようになり純粋な「スポーツ障害」とは言えなくなっている感じはします。

 実際、ある程度の年齢の方が、「実は膝が痛くなっちゃって。」と言われ来院された方が「鵞足炎」だったと言う事は珍しくありません。同様に整形外科を受診され「変形性膝関節症」と診断された方が「鵞足炎」だったことも先月にはありました。何だかんだで、現在も3人程患者さんは見えていますし、今後も増えそうな感じがします。

 「鵞足炎」は実は治りにくい疾患ですが、私ども中山接骨院スタッフは得意としておりますので、お困りの際はお役に立てるのではないかと思っております。