「膝」の痛みは変形だけではありません

 最近、複数の症例を抱えた「膝」のトラブルに遭遇する事が多くなっている。「膝関節」ではなく、敢えて「膝」と表記させていただいておりますが、多くの患者さんは「膝」や、「膝」周りが痛くなったり、不具合があると「膝関節」そのものが痛んでいると思う傾向にあります。

 じつは、それは「整形外科」の先生も基本的に同様で、レントゲンを撮ってそれ程問題がなさそうなら「問題ないです。」で済まされるケースが非常に多いものと思われます。私がこの道に入った40年前とは異なり、当時のような本当の意味での重労働は現在には無く、従って、それに伴う「膝関節の変形」や「腰椎の変形」は相当減っています。明らかな変形を見るのは年間3例ぐらいだと感じています。では、何で変形もないのに「膝」が痛むのか? それは「膝」の周りに多数ある筋肉から来るものと診て先ずは間違いないものと思われます。

 一番多いのが膝を囲むように配置されている筋肉である「大腿四頭筋」特に「直筋」の可能性が高いです。「大腿四頭筋は膝の守り神」なる言葉もあるんですが、時により「膝」に痛みを与えてしまう事もあります。そして、女性に多いのが「鵞足炎」これは四頭筋とは関係ありません。違う筋肉となります。そして、「膝窩」(しつか)これは「膝」の裏側になりますが、ここでは「坐骨神経痛」が疑われます。ここで取り上げたのは、ほんの一例ですが、筋肉性の「膝」のトラブルは本当に、枚挙に暇がありません。

 筋肉性のものでしたら良くする方法は存在します。「もう治らないのかな?」と思っていている方でも、かなり回復すると思いますよ。私どもの院はこのような「筋肉性」「神経性」のトラブルに特化した施術を行っていますので、お力になれるものと思います。

PS 変形を起こしてしまった関節でも、「何とか痛みだけでも取って欲しい。」と言う事でしたら、基本的に何とかなると思います。☎お電話いただければ、説明する事も可能です。