「脊柱管狭窄症」と「坐骨神経痛」

 今週は水曜日からスタートしましたので、明日はもう土曜日となってしまいます。普通大型連休中は蒸し暑いものですが今年の連休は凌ぎやすい気候で良かったものと思われます。今年の連休も過ぎ去るのは早かったですけどね。

 連休の余韻が収まりきらない方もまだいらっしゃるかもしれませんが、私ども中山接骨院スタッフは全力で通常運転を行っております。連休明けから、かなり難しい症例の患者さんも多く来院され、必死に対応している私たちです。いつも「私たちは神経痛(特に坐骨神経痛)を得意としています。」と、このブログで良く書いている私です。毎月かなりの数のクランケを診ています。そしてその殆どを治す事に成功しています。かなりの自信を持ってこの症例には対応する事が出来ている訳なのですが、こちらの患者さんの症例は少し異なっていました。

 「坐骨神経痛」は単独で発症する事例も多いものですが、「椎間板ヘルニア」や「脊椎管狭窄症」と併発するケースも多いものです。今回の患者さんは整形外科でのMRI撮影で、通常の「坐骨神経痛」だけでなく「脊柱管狭窄症」との併発と診断された症例でした。かなり前から典型的な「坐骨神経痛」の症状の他に、歩行時 足に力が入らなくなる「脊柱管狭窄症」特有の症状をプラスした症例の患者さんでした。

 やはり、何処に行って治療を受けても一向に良くならないと言った典型的な患者さんでした。人の紹介で私どもの院に来院されたようですが、「少しでも良くなってくれればそれでいいです。」と謙虚と言いますか少し諦めた感じのする患者さんでしたが、一度の施術で私もスタッフもびっくりするほど回復しました。

 現代はMRIやCTなど人類の英知の結晶とも言える映像診断装置があり、断定診断にも使用されます。「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」由来の「坐骨神経痛」と言われてしまえば生涯治る事は無いと思うのも人情と言うものです。ただ、そう断定されていても意外と治るものなんです。この患者さんのように一度でかなり良くなる方も珍しくないのです。